3Dプリンタ「ダヴィンチ Jr. 1.0」で遊んでみた

独り言

先日 Amazon のプライムセールにて、3Dプリンタ「ダヴィンチ Jr. 1.0 (Da Vinci Jr. 1.0)」が 300 台限定で 90% OFF (49,800円 → 4,980円)で発売されました。これは安い、と思って急いでカートに入れようとするもサーバが混雑していたせいかうまく入らず、キャンセル待ち状態に。半ば諦めていましたが、キャンセルが多く出たのかその後暫くしたら購入することができました。(本当はその後に出品された Macbook Pro が一番欲しかったのですが、ほぼ一瞬でキャンセル待ちまで埋まってしまい、全くダメでした。)

そして二日後、3Dプリンタが到着しました。大きさは思っていたとおりでしたが、予想よりも重量がありました(15kg)。



開けるとこんな感じ。電源ケーブルとフィラメント以外の同梱物は一つのダンボール板に並べて貼り付けられており、すっきりしていました。マニュアルなどは SD カードに入っているようです。



そして取り出すわけですが、ちょっと怖かったので



ダンボールの4方をカッターで切って解体し、安全に取り出しました。後で確認したら、底の部分から簡単に取り出せるようになっていたみたいです。



おしゃれなデザインでいい感じです。



唯一の紙による説明書きです。付属の SD カード(micro SDカード)を入れて、まず始めに「Autoran.bat」を押すみたいです。これを読んでいなかったら、多分「exe」ファイルを押していました。



SD カード早速入れてみると、「このドライブで問題が見つかりました。」のエラーメッセージ。若干雲行きが怪しくなってきましたが、「Autoran.bat」を起動させることには成功しました。



「インストール XYZware」を選択し、ソフトウェアをインストールします。そして「マニュアル」を押すことで、マニュアルの PDF ファイルを閲覧することができます。しかし私の SD カードに入っていた PDF ファイルは壊れていて、見れないページが幾つか存在していたので、マニュアルは公式サイトからダウンロードしました。



あとはマニュアルどおり進めていくだけです。蓋を開けて梱包材を取り除きます。



マニュアルの写真には載っていない梱包材がいくつか使われていたので、注意しましょう。私は写真の左奥のダンボールを完全に見逃していました。



そして見逃したまま起動してしまいました。音はしているのに動かない 3Dプリンタを見て、慌てて電源を OFF にして、ダンボールを取り外します。かなりヒヤリとしましたが、なんとか無事だったようです。



次にガイドチューブを取り付け、フィラメントを装着します。マニュアルには「リールを外してセンサーチップを取り付けます。」と書かれていましたが、初めから付いていました。よくわからなかったです。



無事にフィラメントの到着が終わったので、ロードさせます。エクストルーダの温度が 200℃ を超えてしばらくしたらフィラメントがちょろちょろと出始めたので、「OK」ボタンを押して止めます。なんの前触れもなく出てきたので、目を離さないでおいてよかったです。



プラットフォームテープを貼り付け、早速印刷をしてみます。stl 形式のファイルを XYZware で開き、「印刷」ボタンで簡単に印刷できました。このとき、SD カードが本体に刺さっている状態でないとダメなようです。このやり方だとデータの転送に少し時間がかかりますが、XYZware で「印刷」ボタンを押した後「.3W」形式のファイルを書き出して SD カードに入れる方法でもできました。このほうがちょっと早くできる気がします。



何回か失敗した結果、ようやくまともなものができるようになりました。幾つか失敗した理由を記録として残しておきます。

・Amazonレビューに、Zオフセットを標準の 1.1 mm から 2 mm にしないとテープが破けるといったことが書かれていたのでそのとおりにしてみたら、若干浮いた位置から印刷が始まってぐちゃぐちゃになってしまいました。その後適当にオフセットを 1.2 mm にしたところ問題なく印刷できるようになりました。後輩で同じプリンタを使っている人のを聞いたところ、Zオフセットは標準で 0.7 mm となっており、それで問題なく印刷できているとのことでした。装置によって若干の個体差があるようです。
・中空部分があるにも関わらず、XYZwareで印刷するときに「サポート」のチェックを入れ忘れ、途中から空中に印刷しようとし始めてぐちゃぐちゃになってしまいました。以降気をつけたいです。
・広くて密度の高い底面がテープにくっついて剥がれず、無理やりはがそうとしたらテープ&造形物が破損してしまいました。通常ラフトは接触面積を増やすための機能ですが、既に底面などがある場合は密度が低めのラフトを使い、接触面積を減らして剥がしやすくしたほうが良いと思いました。しかしラフトはサポートと違って印刷後に綺麗に除去できないので、注意が必要です。

一つ目のまともな作品は、公式サイトのデータベースページからお借りした、人型のスマホスタンドです。密度 50% で印刷したので、そこそこ重量感があります。しかし樹脂でつるつる滑るので、底面に滑り止めのテープが欲しいところです。



二つ目のまともな作品も同じくデータベースページからお借りした、イルカ型のスマホスタンドです。密度 10% で印刷したところ、尻尾の部分に筋のようなものが走ってしまい、若干エビに見えるのが少し残念です。しかし思っていたよりも精巧なものができたので、満足しています。



失敗も含めて既に半分以上のフィラメントを消費してしまいましたが、まだまだ遊べそうです。次は自分で何か 3D モデルを設計して、印刷してみたいところです。

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